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先日、以下のツイートをしました。
【大学職員のメリット】
— てーや(大学職員×転職支援) (@teeya_monokaki) October 28, 2022
◎学生の支援そのものがやりがい
◎定型業務が多く仕事は結構ラク
◎ノルマなど皆無で残業も少なめ
◎手当や賞与はたんまりで高収入
◎有休消化率が高く夏休みも長い
【大学職員のデメリット】
△少子化やAIにより将来性に不安
△市場価値を身につけにくい職業
「ラクで稼げて休みが多い」というメリットがある大学職員ですが、一方で、大学業界の将来性や大学職員という職業自体の市場価値に対する不安がつきものです。そこで本記事では、ツイートにある【大学職員のデメリット】に焦点を当てて、話を深掘りしていこうと思います。
大学職員の“将来”は安泰か?
早速結論を言うと、「大学職員=安泰」などというのは一昔前の話であり、斜陽産業であることは間違いありません。理由は2つ。
◆少子化
◆AIの台頭
まず1つ目の「少子化」ですが、現在、全国の私立大学のうち約半数の大学が定員割れを起こしているのが実情です。なかでもまともに影響を受けているのが、地方の小規模私立大学。大学同士の再編や経営破綻はすでに始まっており、この動きが今後さらに加速するのは間違いないでしょう。
そして2つ目が、「AIの台頭」ですね。定型業務や単純作業の多い大学職員の仕事がAIに代替されるのではないか、という懸念です。これに関していえば、正直なところ、大学職員の仕事がAIに代替される可能性は大きいかなと。学生相談などコミュニケーションが発生するような業務は別ですけど。
ただし、AIを導入するとなると当然お金がかかるし、意志決定が牛歩のごとく遅い大学現場のことですから、導入するか否かの判断に時間がかかることは目に見えています。完全に予想ですが、大学現場でAIの導入が当たり前になるのは、あと10年くらいは先の話になるんじゃないかと考えています。
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…と、大学現場は今、大変厳しい状況にあるということを書いてきました。
しかしながら、それでもなお各大学は従前どおり職員の求人に力を入れているんです。その背景については、大学職員の仕事は今後なくなる?の記事に詳しく書いていますので、あわせてご覧ください。
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大学職員の“市場価値”は低い?
僕が大学職員に転職したばかりの実話エピソードをひとつお話ししましょう。
入職して最初に配属されたのは、某学部の学生および教員全般の支援・事務を行う「学部事務」でした。学部事務のメンバーは、50代のおばちゃん(主任)と40代のおばちゃん(パート)と僕の3人。二人ともおだやかで、成果を出すことにケツを叩かれる毎日だった前職時代と比較すると、雲泥の差です。居心地の良さにどっぷりと浸かっていきました。
日々の仕事はルーティン業務がメインなのですぐに終わるし、あとはネットニュースでも見ながらおばちゃんたちと話に花を咲かせてればOK。お菓子を食べながらバカ話をして1日が終わる日もしばしばです。たまに教員や学生が来ますが、世間話をはさみながらのんびり対応しても問題なし。前職で疲弊したメンタルと身体を癒すように、ボケーっとした毎日を送っていました。
ところが、入職して1ヶ月が立ったころ。夢うつつだったのをたたき起こされるような感覚に陥りました。「俺、何のんびりしてんだ!?」と。
「大学の改革に貢献したい!」という理由で転職した初心を思い出し、改めて気持ちを入れ替えました。改革の最大の課題である入学者確保にむけて、やりたいことがたくさんあったため、おばちゃんたちとののんびりトークを尻目に、もくもくと仕事を進めることにしたのです。
話を振られて聞こえないふりをすることもありましたし、自ら残業もするようになりました。直属の上司である50代おばちゃんは本当に優しい人だったので、残業しても「それじゃお先に失礼しますよ」と言うだけで特に何も言わない。
しかしこれが毎日続くと、おばちゃんたちとの関係性も崩れていきます。あるときこんなことを言われました。
50代・おばちゃん(主任)
「毎日毎日、そんなに無理しなくていいんだよ。わたしたちは事務なんだから。教員に言われたことだけやってればいいのよ。入学者の確保だって、なるようにしかならないんだから。努力しても難しいものは難しいんだよ」
これを言われたとき、頭をガツンと殴られたような衝撃を覚えました。あ、この人たちは、最初から大学改革なんて関心がないのか。学生のために働いてるわけでもなさそうだし、自分のメシを食うためにここにいるだけなのか、と。
※ちなみにこの50代のおばちゃん、年収は1000万円前後で、日本で数台しか走っていない外車に乗っていました。
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…とまあ、こんなかんじのぬるま湯体質で、基本的に指示待ちで、思考停止で、保守的で、プライドばかり高い人が少なくない。市場価値なんてたいそうなこと、言えたもんではありません。
つまり、何が言いたいかというと、仕事で自分を高めていきたい人や成長したい人は、大学職員に向いていません、ということです。
じゃあ、大学職員に向いているのは、どんなタイプの人間なのよ?…という話ですが、大学職員はやめとけ!仕事を頑張りたい意欲的な人には不向きですの記事に詳しく書かせてもらっています。前述したおばちゃんのエピソード以外のクソ話もいくつか紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
あなたが転職を検討している大学の実態やいかに…?
ここまで大学職員の「将来性」と「市場価値」について、僕の事例をベースに書いてきたわけですが、あなたが気になっている大学の実態はいかほどでしょうか?
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