先日、Xで以下の内容をポストしました。
【大学職員の良いところ】
◎学生の支援そのものがやりがい
◎定型業務が多く仕事は結構ラク
◎ノルマなど皆無で残業も少なめ
◎手当と賞与がたっぷりで高収入
◎有休消化率が高く夏休みも長い
【大学職員の微妙なところ】
△少子化やAIにより将来性に不安
△市場価値を身につけにくい職業
「ラクで稼げて休みが多い」というメリットがある大学職員ですが、一方で、大学業界の将来性や大学職員という職業自体の市場価値に対する不安がつきものです。そこで本記事では、【大学職員のデメリット】に焦点を当てて、話を深掘りしていこうと思います。
大学職員の“将来”は安泰か?
現在、以下2点の理由から、本腰を入れて改革を行なっている大学が少なくありません。
◆少子化
◆AIの台頭
まず1つ目の「少子化」ですが、現在、全国の私立大学のうち約半数の大学が定員割れを起こしているのが実情です。なかでもまともに影響を受けているのが、地方の小規模私立大学。大学同士の再編や経営破綻はすでに始まっており、この動きが今後さらに加速するのは間違いないでしょう。
そして2つ目が、「AIの台頭」ですね。定型業務や単純作業の多い大学職員の仕事がAIに代替されるのではないか、という懸念です。これに関していえば、正直なところ、大学職員の仕事のなかでAIに代替される業務は少なくないだろうなと見ています。
ただし、AIを積極的に活用しようとすれば当然お金がかかるし、意志決定が牛歩のごとく遅い大学現場のことですから、導入するか否かの判断に時間がかかることは目に見えています。完全に予想ですが、大学現場でAIの導入が当たり前になるのは、あと10年くらいは先の話になるんじゃないかと考えています。
なお、大学職員の将来性については、大学職員の仕事は今後なくなる?“安定した職業”の未来やいかに?の記事で詳しく書いています。あわせてご覧ください。
大学職員の“市場価値”は低い?
僕が大学職員に転職したばかりのときの実話エピソードを、ひとつお話ししますね。
入職して最初に配属されたのは、某学部の「学部事務」でした。学部事務のメンバーは、50代のおばちゃん(主任)と40代のおばちゃん(パート)と僕の3人。二人ともおだやかで、成果を出すことにケツを叩かれる毎日だった前職時代と比較すると、雲泥の差です。居心地の良さにどっぷりと浸かっていきました。
日々の仕事はルーティン業務がメインなのですぐに終わるし、あとはネットニュースでも見ながらおばちゃんたちと話に花を咲かせてればOK。お菓子を食べながらバカ話をして1日が終わる日もフツーにあります。たまに教員や学生が来ますが、世間話をはさみながらのんびり対応しても問題なし。前職で疲弊したメンタルと身体を癒すように、ボケーっとした毎日を送っていました。
ところが、入職して1ヶ月が立ったころ。夢うつつだったのをたたき起こされるような感覚に陥りました。「俺、何ボケーっとしてんだ!?」と。
「大学の改革に貢献したい!」という理由で転職した初心を思い出し、改めて気持ちを入れ替えました。改革の最大の課題である入学者確保に向けて、提案したいことがたくさんあったので、おばちゃんたちとののんびりトークを尻目に、もくもくと仕事を進めることにしたのです。
話を振られて聞こえないふりをすることもありましたし、すすんで残業もするようになりました。直属の上司である50代おばちゃんは本当に優しい人だったので、残業しても「それじゃお先に失礼しますよ」と言うだけで特に何も言わない。
しかしこれが毎日続くと、おばちゃんたちとの関係性も崩れていきます。あるときこんなことを言われました。
50代・おばちゃん(主任)
「毎日毎日、そんなに無理しなくていいんだよ。わたしたちは事務なんだから。教員に言われたことだけやってればいいのよ。入学者の確保だって、なるようにしかならないんだから。努力しても難しいものは難しいんだよ」
これを言われたとき、頭をガツンと殴られたような衝撃を覚えました。あ、この人たちは、最初から大学改革なんて関心がないのか。学生のために働いてるわけでもなさそうだし、自分のメシを食うためにここにいるだけなのか、と。
※ちなみにこの50代のおばちゃん、年収は1000万円前後で、日本で数台しか走っていない外車に乗っていました。
◇◇◇
…とまあ、こんなかんじのぬるま湯体質でございました。つまり、何が言いたいかというと、仕事で自分を高めていきたい人や成長したい人は、大学職員に向いていません、ということです。
この件については、大学職員はやめとけ!仕事を頑張りたい意欲的な人には不向き!?の記事に詳しく書かせてもらっています。前述したおばちゃんのエピソード以外のクソ話もいくつか紹介していますので、あわせてご覧ください。
それでも大学職員への転職を検討したい方へ
ここまで大学職員に転職した場合のデメリットについて話を進めてきました。が、それでも大学職員への転職を検討したい!という方は、少なくないかもしれません。やはり条件・待遇がいいですからね。
事実、これだけ雲行きが怪しくなっても、従前どおり職員の求人に力を入れている大学は山ほどあります。参考までに実際の求人が見てみたいという方は、大学職員の求人一覧【最新版】をご覧になってみてください。
そして、大学職員の「良いところ」も「微妙なところ」も知ったうえで、やっぱり大学職員を検討したい!という方には、【大学職員のなり方】をレクチャーしたいと思います。どうすればなれるのか?について手順とともに整理しましたので、ぜひご覧ください👇







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