大学職員の「契約社員」には応募すべき?「正社員」登用の可能性は?

fit man jumping from brick parapet in urban city大学職員の仕事
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大学職員の求人には、正職員(専任職員)だけでなく、契約職員(有期雇用職員/専門嘱託職員)の雇用形態で募集が行われるケースがあります。

正職員としての雇用であれば迷わず応募したいところですが、雇用期間に定めのある契約職員としての雇用の場合、少なからず慎重になるのではないでしょうか。

実はこの記事を書いている筆者自身、大学職員に契約職員として転職し、正職員に登用された経緯があります。

そんな自身の実体験もふまえつつ、「契約職員と正職員の違い」や「契約職員から正職員になれる可能性」について書いていきたいと思います。

この記事を書いた人
てーや(転職支援ライター)

大学職員の経験、丸7年。求人広告の制作実績、3,000件超。「大学職員」と「転職支援」の両方のキャリアをもつ転職支援ライターです。

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大学職員の「契約職員」と「正職員」の違い

まずは両者の違いから。「仕事内容」と「労働条件」にわけて、それぞれを見ていきましょう。

仕事内容の違いについて

まずは仕事について。

僕が勤めていたのは、学生数1000名ほどの小規模私立大学です。職員は全員で60名ほど。正職員40名、契約職員が10名、パートスタッフが10名くらいの割合でした。(ここに教員は含んでいません)

僕が勤めていた大学では、正職員と契約職員の仕事内容に大きな違いはなかったですね。正職員と契約職員が業務の最前線で活躍し、事務処理や雑用をパートスタッフが担当するといった構図です。

ただし、重要業務や込み入った話については、すべて正職員が担います。

たとえば、さまざまな業務を進めるうえで、契約職員が業務上のリーダーになることはありません。意見を言ったり提案したりすることはもちろんOKですが、意志決定をする責任はないということですね。

大学の場合、学部が複数にわたることが一般的ですので、学部の枠を超えた全学の組織体(=委員会)がどこの大学にもあります。教務委員会、学生支援委員会、入試委員会、広報委員会…etc.

こうした全学の組織は教員と正職員のみで構成され、契約職員が割り当てられることはありませんでした。大学運営に関わる重要な判断や意志決定をする権限がない、ということですね。これはおそらくどの大学にも共通していることだと思います。

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業務量も多少は異なります。

残業や早出など時間外の業務が発生する場合、基本的には正職員の仕事となります。

とはいえ、契約職員のなかには専門性の高いスペシャリストがいるんですね。広報部門で広報物をガツガツ制作している人とか、学生のカウンセリングを専門に行う人、就職・キャリア支援のプロフェッショナルなんかもいます。

なのでもちろん、状況によっては残業も発生します。その人にしかできない仕事などもありますから。

わかりやすくいえば、正職員=総合職なので、大学全体のことを把握しておく必要性が出てきます。一方、契約職員=専門職となるケースが多いため、担当領域のなかで仕事を進めるイメージですね。

もちろん契約職員の場合、役職(主任とか課長とか)が付くこともありません。

…と僕が勤めていた大学の例を書いてきましたが、どこの大学でも大差ないと思います。

労働条件の違いについて

雇用形態が異なれば労働条件も変わる、というのは、民間企業と同じですね。大学職員の場合は特に、給与・待遇・休日形態が異なるケースが一般的です。

まず給与ですが、正職員と契約職員で基本給は変わらなくても、能力給や役割給(大学によって名称は変わる)で大きな差が出ます。

うちの大学もそうでした。初任給でいうと、基本給だけの契約職員は月20万円弱。基本給に能力給(役割給)がプラスされる正職員は、月30万円弱です。

僕も正職員に登用されたときには、契約職員だったころから給与が一気に月10万円アップ。生活がガラリと変わりました。

大学によっては、契約職員だと手当をもらえないところも少なくないようです。通勤手当(交通費)と時間外手当の支給のみですね。

ちなみに僕の大学では、契約職員でも通勤手当と時間外手当のほかに家族手当が少しもらえました。正職員登用後は家族手当も住宅手当もたんまり支給されたので、比べものにはならないですが…。

ボーナスの支給も正職員のみ、という大学も多いようです。うちの大学も右に同じです。

つまり、正職員と契約職員では、年収に大きな差が出るわけです。

ここだけの話、僕が契約職員だったころと正職員に登用されて以後の年収では、2倍以上の開きがありました。

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休日形態にも差があります。(他大学も同様のようです)

僕が勤めていた大学では、土曜日にも授業があるため、隔週で土曜出勤がありました。ただし、契約職員は対象外。すなわち、完全週休2日制になるわけです。

とはいえ、入学式や卒業式、オープンキャンパス、入試など重要行事の際には、契約職員も休日出勤でしたね。その分はもちろん代休になります。

夏休みの日数も、正職員と契約職員で差がありましたね。

正職員の場合、隔週休2日制になるため、年間の休日調整により夏休みがたくさんもらえるのです。契約職員も夏休みはありましたが、正職員に比べると少なかったですね。

「契約職員」から「正職員」になれる可能性

ここが、一番気になりますよね。

僕が大学職員の求人に応募したときも契約職員の雇用だったので、ここを入念に確認しました。

人事担当者に聞いたところ、「今回は正職員への登用を前提とした募集です」という回答。さらに聞くと、「試用期間的な意味合いで最初は契約職員として採用しているんです」という情報も聞くことができました。

正職員になったのは、入職してから1年半後でした。

そもそも正職員になる意思はあるのかを最初に問われ、「当たり前やないかい!」と告げると、昇格試験を受けるよう言われたのです。

昇格試験は定期的にやっているようで、契約職員全員(10人)に同じ声かけがありました。結局、試験を受けたのは3人で、僕を含め2人が正職員に登用されることに。

後日談ですが、形式上試験をやっているだけで、日々の仕事ぶりを最大の評価対象にしているということでした。

もしかしたら、こういう大学は多いのかも、と考えています。

なので、求人を見て契約職員だった場合、正職員の登用を前提とした採用か否かを確認することが必須ですね。

大学職員の契約職員募集には応募すべき?

大学職員に本気でなりたいと思っているのであれば、雇用形態が契約職員だったとしても、応募するべきだと思います。

仮に正職員登用の可能性がある場合、そのチャンスを逃すことになりますから。「契約職員だから応募しない」という選択は、とてももったいないです。

前述したとおり、契約職員の募集の場合、正職員の登用を前提とした採用か否かを必ず確認するようにしましょう。

確認のタイミングと確認の方法を、以下にまとめます。

転職サイト(求人検索サイト)から応募した場合

面接のときに面接官に質問をしましょう。正社員への登用のチャンスはあるのか?可能性があるなら、どういう手順で登用されるのか?ここらへんを確認するといいです。

転職エージェントから応募した場合

応募する前に、担当のキャリアアドバイザーに確認しましょう。正社員への登用のチャンスはあるのか?可能性があるなら、どういう手順で登用されるのか?ここらへんを確認し、「正社員登用の可能性ありと聞いていますよ」と言われたら、応募を依頼するといいです。(面接時に改めて確認するとより安心です)


最後に、大学職員の求人に強い転職支援サービスというものがありまして、これをまとめた記事を共有しておきますね。サービスをまだ活用していない方は、参考にしてください。

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