【大学職員の雇用形態】契約社員から正社員への登用の可能性は?

fit man jumping from brick parapet in urban city 大学職員のなり方
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大学職員の求人には、「正規雇用(無期雇用)」だけでなく、「有期雇用」の形態で募集が行われるケースが少なくありません。

正規雇用の求人であれば迷わず応募したいところですが、雇用期間に限りのある有期雇用の場合、応募すべきか慎重になるはず。慎重になる理由は、「有期雇用から正規雇用に登用の可能性はあるのか?」という懸念があるからでしょう。

ちなみに、この記事を書いている筆者自身、大学に契約職員として採用され、入職から1年半後に正規雇用の職員に登用された経歴があります。

そんな僕自身の経験談をふまえ、まずは結論からお伝えしていきたいと思います。

この記事を書いた人

大学職員の経験、丸7年。求人広告の制作実績、3,000件超。「大学職員」と「転職支援」の2つのキャリアをいかし、大学職員への転職を検討している方に現場の実態を伝えます。

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正規雇用に登用される可能性はある

話を進める前に、まず大学現場での呼び名がこちら。

大学職員は会社員ではなく学校職員にあたるため、「正社員」「契約社員」という呼び名は使いません。

◆正規雇用:「専任職員」など

◆有期雇用:「契約職員」「専門嘱託職員」など

僕が大学職員の求人に応募したときも、正規雇用への登用の可能性が最大の懸念事項でした。面接のとき人事担当者に聞いたところ、「今回は正規雇用の職員への登用を前提とした募集です」という回答。さらに聞くと、「試用期間的な意味合いで最初は契約職員として採用しているんです」という情報を押さえることもできました。

正規職員になったのは、入職してから1年半後でした。「そもそも正規雇用として働く意思はあるのか?」と問われ、「当たり前やないかい!」と即答すると、昇格試験を受けるよう言われたのです。

昇格試験は定期的にやっているようで、契約職員全員(10人)に同じ声かけがありました。結局、試験を受けたのは3人で、僕を含め2人が正規職員として登用されることに。

後日談ですが、形式上試験をやっているだけで、日々の仕事ぶりを最大の評価対象にしているとのこと。出来レースだったわけですね。もしかしたら、こういう大学は多いのかも、と思っています。

話を戻しますが、求人を見て契約職員の募集だった場合、正規雇用への登用を前提とした採用か否かを事前に確認しておくことが必須ですね。

契約職員の募集には応募すべき?

大学職員に本気でなりたいと思っているのであれば、雇用形態が契約職員だったとしても、応募するべきだと思います。

正規雇用への登用の可能性がある場合、そのチャンスを逃すことになりますから。「契約職員だから応募しない」という選択は、とてももったいないです。

前述したとおり、契約職員の募集の場合、正規雇用への登用を前提とした採用か否かを必ず確認するようにしましょう。

確認のタイミングと確認の方法を、以下にまとめます。

転職エージェント経由の場合

応募する前に、担当のキャリアアドバイザーに確認しましょう。正規雇用への登用のチャンスはあるのか?可能性があるなら、どういう条件でいつ登用されるチャンスがくるのか?ここらへんを確認し、「登用の可能性ありと聞いていますよ」と言われたら、応募を依頼するといいです。(面接時に改めて確認するとより安心です)

求人検索サイトやハローワーク経由の場合

面接のときに面接官に直接質問をしましょう。正規雇用への登用の可能性はあるのか?可能性があるなら、どういう条件でいつ登用されるチャンスがやってくるのか?ここらへんを確認するといいです。

「契約職員」と「正規職員」の違い

念のため、両者の違いについても書いておきます。「仕事内容」と「労働条件」にわけて、それぞれ見ていきましょう。

仕事内容の違い

僕が勤めていた大学は、学生数1000名ほどの小規模私立大学です。職員は全員で60名ほど。正規職員が40名、契約職員が10名、パートスタッフが10名くらいの割合です。(ここに教員は含んでいません)

正規職員と契約職員の仕事内容に大きな違いはなかったですね。正規職員と契約職員が業務の最前線で活躍し、事務処理や雑用をパートスタッフが担当するといった役割分担です。

ただし、重要業務や込み入った話については、すべて正規職員が担います。

たとえば、あらゆる業務を進めるうえで、契約職員が業務上のリーダーになることはありません。意見を言ったり提案したりすることはもちろんOKですが、意志決定をする責任はないということですね。

大学の場合、学部が複数にわたることが一般的ですので、学部の枠を超えた全学の組織体(=委員会)がどこの大学にもあります。教務委員会、学生支援委員会、入試委員会、広報委員会…etc.

こうした全学の組織は教員と正規職員のみで構成され、契約職員が割り当てられることはありません。大学運営に関わる重要な判断や意志決定をする権限がない、ということですね。これはおそらくどの大学にも共通していることだと思います。

◇◇◇

業務量も多少は異なります。残業や早出など時間外の業務が発生する場合、基本的には正規職員の仕事となります。

とはいえ、契約職員のなかには専門性の高いスペシャリストがいるんですね。広報部門で広報物をガツガツ制作している人とか、学生のカウンセリングを専門に行う人、就職・キャリア支援のプロフェッショナルなんかもいます。なのでもちろん、状況によっては残業も発生します。その人にしかできない仕事などもありますから。

わかりやすくいえば、正規職員=総合職なので、大学全体のことを把握しておく必要性が出てきます。一方、契約職員=専門職となるケースが多いため、担当領域のなかで仕事を進めるイメージですね。

もちろん契約職員の場合、役職(主任とか課長とか)が付くこともありません。

…と、僕が勤めていた大学の例を書いてきましたが、どこの大学でもそこまで大差ないと思います。

労働条件の違い

雇用形態が異なれば労働条件も変わる、というのは、民間企業と同じですね。大学職員の場合は特に、給与・待遇・休日形態が異なるケースが一般的です。

まず給与ですが、正規職員と契約職員で基本給は変わらなくても、能力給(名称は大学によって異なる。役割給と呼んでいる大学もある)で大きな差が出ます。

うちの大学もそうでした。初任給でいうと、基本給だけの契約職員は月20万円程度。基本給に能力給がプラスされる正規職員は、月30万円程度です。

僕も正規職員に登用されたときには、契約職員だったころから給与が一気に月10万円アップ。生活がガラリと変わりました。

また、大学によっては、契約職員だと手当をもらえないところも少なくないようです。通勤手当(交通費)と時間外手当の支給のみという。

僕の大学では、契約職員でも通勤手当と時間外手当のほかに家族手当が少しもらえました。一方、正規雇用への登用後は家族手当が増額となり、住宅手当も追加されたので、比べものにはならないですが。

ボーナスの支給も正規職員のみ、という大学も多いようです。うちの大学も右に同じです。

つまり、正規職員と契約職員では、年収に大きな差が出るわけです。

正直な話、僕が契約職員だったころと正規雇用への登用以降の年収では、2倍以上の開きがありました。

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休日形態にも差があります。(他大学も同様のようです)

僕が勤めていた大学では、土曜日にも授業があるため、隔週で土曜出勤があります。ただし、契約職員は対象外。すなわち、完全週休2日制になるわけです。

とはいえ、入学式や卒業式、オープンキャンパス、入試など重要行事の際には、契約職員も正規職員と同様に休日出勤を要請されます。 ※その分は代休

夏休みの日数も、正規職員と契約職員で差があります。

正規職員の場合、隔週休2日制になるため、年間の休日調整により夏休みがたくさんもらえるのです。契約職員も夏休みはありますが、正規職員に比べると日数が少なくなります。

大学職員にさらに興味がわいたら…

結論としては…

  • 本気で大学職員になりたいなら、契約職員の募集でも応募すべし!
  • その際、正規雇用への登用の可能性があるか必ず確認を!

こんなかんじかなと。

ここまでくれば、あとは実際の求人を見ていきましょう。大学職員の求人一覧【最新版】をご覧ください。これを見れば、今まさに募集している大学職員の求人が把握できます。

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