【こんな上司は嫌だ】その日の機嫌で態度が変わる気分屋上司

man wearing brown suit jacket mocking on white telephone 大学職員の仕事
Photo by Moose Photos on Pexels.com

今回は【こんな上司は嫌だ】シリーズのなかでも最上位にランクインするんじゃないかと思われる嫌われ者「気分屋上司」について取り上げてみます。

この記事を書いた人

大学職員の経験、丸7年。求人広告の制作実績、3,000件超。「大学職員」と「転職支援」の2つのキャリアをいかし、大学職員への転職を検討している方に現場の実態を伝えます。

サイト運用者をフォローする

気分屋上司の傾向とは?

まず、これまでぼくが出会った気分屋上司の傾向をまとめてみました。

  • 機嫌が良いときと悪いときの波が激しい。
  • 機嫌が良いとよく冗談を言う。部下と積極的にコミュニケーションを取ろうとする。
  • 機嫌が悪いと部下のちょっとしたミスにもあげ足を取る。
  • 仕事が忙しくなるとイライラし出す。罵声や怒号が飛ぶことも。
  • 「顧客のため」などいかにもなことを言うわりに行動が伴っていない。
  • 自ら掲げた方針を自ら見失う。
  • 自分のことをイケてるキャリアパーソンだと勘違いしている。

機嫌が良いときと悪いときで言動と行動が変わる、ということが問題ですね。それに部下は振り回されるので。

気分屋上司あるある

大学職員として勤めていたとき、こんなことがありました。

ぼくはどちらかというとあいさつをきちんとしたいタイプなので、毎朝出勤すると「おはようございます」をしっかりめの大きさの声で言うんです。

30名程度のフロアなので端まで聞こえているはずなんですが、基本、デスクが近い人たちしかあいさつを返してくれないわけです。

入社してまもないうちは、懲りずに「おはようございます!(大きめ)」なんてやっていたんですが、いよいよ心が折れてしまいまして。「言っても無駄」と思うようになってからは、声を上げること自体が億劫になってしまったのです。

そんなある日の朝礼の際、号令をかける課長がなぜかいつもより大きめの声で「おはようございます」を発したのです。しかしながら、きまってどんよりとしているフロアからは、いつもと変わらぬ暗〜い発声。

すると課長は、ボリュームを上げた「おはようございます!」を改めて発し、「あいさつが小せーんだよ!なんなんだよ朝から」と突然キレ出したのです。

昨日までめんどくさそうにグダグダの号令をかけてきて、曇天のような朝礼の空気をつくった張本人のはずが、なぜ今日に限って…?その後、トクトクと説教がおっぱじまるわけですが、こちらからすれば唐突感と疑問符が残るのみ。

案の定、次の日からはまた逆戻り。昨日のは果たして何だったのか…。おそらく、自己啓発本かなんかに触発されて実行に移したのはいいものの、三日坊主(というか一日坊主)に終わった、というオチでしょう。

なぜ上司は機嫌で態度が変わるのか?

「その人の性格でしょ」と言ってしまうと元も子もないので、それ以外のところで原因を探っていきましょう。

ぼくがこれまで出会った気分屋上司を分析すると、総じて「方針」がなかったような気がします。軸ナシとでも言いましょうか。

「こうしよう」「こうしたい」という強い意志がないので、その時々の気分・状況でマネジメントするしかないわけです。

「みんなで富士山に登ろう」となったときに、そのパーティーのリーダーがどのルートを通って行くか計画も立てず、そのときの気分で進んでいくようなものです。

「こっちの道へ進んでみよう」「あ、やっぱり戻ろう」みたいなことをひたすらやってるわけです。そりゃいつか遭難しますよね。

旗振り役が気分屋だと、付いていく側が大変。こういう気分屋が上に立っている組織は、いずれ立ち行かなくなると思うのですが、いかがでしょうか。

上司が気分屋だったときの対処法は?

選択肢は、大きく分けて3つですね。

①必要以上に関わらない
②誰かに相談する
③転職を検討する

ひとつずつ見ていきましょう。

必要以上に関わらない

もともとの性格が気分屋の場合、余程のことがないかぎり「変わる」ことはないでしょう。

なので、機嫌が悪かったり、突然怒り出したとしても、「あぁ、また始まったよ」と受け流すしかありません。

おどおどすれば相手は図に乗るでしょうし、耐えられないからといって指摘なんてした日には、どうなることやら…です。

不機嫌なときはできるかぎり距離を置き、必要以上に関わらないことがストレスをためないコツだったりします。

◇◇◇

もうひとつ、ぼくの経験談をお話しすると、上司のことを分析したりしていました(どんだけヒマなのか)。

どんなときに機嫌が悪くなのか、どうすれば機嫌が戻るのかをチェックしていたわけです。

ぼくの上司の場合、悩んでいる姿を見せるとアウトでした。「どうした?ん?そんなことで悩んでるのか!?」というかんじで次第にヒートアップしちゃうので。

なので「考える仕事」は、上司が外出しているときなど、近くにいないときに集中的にやっていました。

いちいち上司を気にしながら仕事を進めなければならず、結局それがストレスにつながってしまうのですが、標的になることを回避するには有効な手段でしたね。

誰かに相談する

一番いいのは、職場の人に相談することですね。

上司の性格や職場の状況を理解している人に話を聞いてもらうことで、効果的なアドバイスをしてもらえる可能性がありますから。

状況報告も兼ねて、人事担当者に相談するのも有効です。「精神的に参ってしまった」という方なら特に。人事担当者に相談することで、配置換えや部署異動に動いてくれる場合もありますので。

家族や友人に相談するのもいいんですが、その場しのぎのストレス解消にはなるものの、本質的な改善にはつながらないんですよね。

なのでやはり、気分屋上司のことをよく理解している同じ職場の人に相談するのが一番です。

転職を検討する

「人事に相談したが、異動はムリと言われた」というケースも少なくないでしょう。その場合は、いよいよ転職を検討することになるかとおもいます。やむなし、です。

転職市場において、たったひとりの上司のせいで転職に踏みきった例は、挙げたらキリがありません。

仕事は縁とよく言いますが、不本意な日々を送り続けるよりも、今の環境からスパッと抜け出したほうがどれほどラクになるか。決断するのは、自分次第です。

ちなみに、【こんな上司は嫌だ】シリーズですが、細かい指摘がうざいパワハラ上司も個人的に大嫌いです。ご興味ありましたら、あわせてどうぞ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました