大学職員の夏休みは長い!~うちの大学は【20日】もあります~

landscape photography of trees on shoreline 大学職員の労働条件
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大学職員への転職を検討されている方なら、一度は聞いたことがあるかもしれません。そう、大学職員になれば夏休みがたくさん取れることを。

とはいえ、「休みが多いことは聞いたことがあるけど、実際のところどうなのよ?」と半信半疑な方も多いはず。

そこで今回は、僕が勤める大学の実例をもとに、話を進めていきたいと思います。

この記事を書いた人

大学職員の経験、丸7年。求人広告の制作実績、3,000件超。「大学職員」と「転職支援」の2つのキャリアをいかし、大学職員への転職を検討している方に現場の実態を伝えます。

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大学職員の夏休み、うちは20日!

僕が入職(中途)したのは、地方の小規模私立大学です。入職日は5月1日でした。大学職員の繁忙期って、入試や次年度の準備、新年度の各種行事がある12月~4月なんですね。なので自分が入職した5月は、繁忙期がちょうど一段落した時期でした。

入職して1ヶ月。6月になると、周りの先輩方がザワザワし出しまして。なにやら“夏休みの予定”を話しているのです。夏休みなんて学生だけの特権…だと思いますよね、ふつうは。前職で一般企業に勤めていたとき、夏休みなんてお盆期間の3日とかでしたから。

聞くと、夏休みはなんと20日もあるとのこと。7月~9月の間で消化してね、というルールだそう。そんなことはつゆ知らず。「えーーー!!!」とびっくり仰天です。

さすがに長期連休は厳しいですよね…?と質問をしたところ、「いや、土日をあわせて7連休を2回取ったりしてるけど」と。「俺は有休も5日くらい使って、合計で25日休む予定だよ」なんて先輩も。25日ってほぼ1ヶ月ですよ?こんな天国あるんですか笑?

…そんなこんなでわずか入職2ヶ月目にして、夏休み期間に突入することになります。うれしすぎて、笑いがとまらなかったことを覚えてますね。

夏休みの理想的な“取り方”

僕の場合はですね、20日の休みに加えて有休を2~3日取ることが毎年恒例です。そこにオープンキャンパスやその他の行事で休日出勤した分の振替休日が3日くらい追加されるので、夏休みは合計25日くらい取得するかんじですね。

で、土日祝の休みとうまく絡めながら、7月~9月の休暇スケジュールを作っていくわけです。

夏休みのマイルールは、こうです。

①5日以上の連休を3ヶ月で3回取る
②残りをバランスよく散らす
③少なくとも2回は旅行に行く

①と③についてですが、お盆期間が教職員の一斉休暇となる8月は、半ば頃が長期連休に。7月は前半、9月は後半にそれぞれ長期連休を取っています。

7月と9月に関しては、世間の夏休み時期からズラして休みを取るので、旅行代金が超安い。観光客もまばらで混雑とは無縁。自分と同じくらい長く休みが取れる人が他にいないため、ひとり旅になるのが少々寂しいですが、そんな贅沢は言えませんからね。

②の「バランスよく散らす」を具体的に言うと、必ず週休3日になるようにスケジュールを組むわけです。なので7月~9月の3ヶ月間は、基本、週休3日。そして途中途中に、5連休以上の休みが入ってくる。そんなイメージです。

そのうえ、この3ヶ月間は学生の夏休み期間ともかぶるので、相談に訪れる学生もほぼいない。仕事も一気にラクになるんです。もちろん、休暇の日どりは部署内での調整になりますが、おもしろいことに休みの取り方って十人十色で。なので、自分の理想的なスケジュールが叶わなかったことは一度もありません。

どの大学でも職員の夏休みは長いのか?

これについては、大学職員の合同研修会でよく話題になるネタです。

個人調べにはなりますが、多くの私立大学で20日前後の夏休みが取れることを確認しています。

中には、「お盆休みの期間が10連休(一斉休暇)になる」という大学や、「6月~10月に有休をまとめて取るように言われる」という大学もありましたね。

いずれにせよ、大学職員の夏休みは、民間企業とは比べものにならないほど多いことは間違いありません。


大学職員の夏休みが長すぎる理由

これはあくまで僕が勤める大学の場合ですが、「休日日数を調整するため」と言われています。

大学は土曜日にも授業があるので、職員は隔週土曜が出勤日なんです。9時~15時まで(実働5時間)の時短勤務にはなるのですが、月2~3回の土曜日が出勤になるわけです。この土曜出勤を年間に換算すると、約30日分(約150時間分)になります。これが“夏休み”に振り替えられるということですね。

世の中には、完全週休2日制の会社ばかりではなく、年間を通して隔週休2日制の会社もふつうにありますからね。それを考えると、ほんとうに最高の労働環境なんだと思います。

ちなみに、大学職員の休日は多い!年間休日140日!の記事では、夏休みだけでなく年末年始休暇や有給休暇を含めた大学職員のお休み事情全般について詳しく解説しています。興味のある方はあわせてどうぞ。

【要注意】大学職員への転職を検討している方へ

というわけで、大学職員の夏休み事情でした。これだけでも転職の動機になりえる大学職員ってすごいですよね。

最後に、大学職員への転職を視野に入れている方にお伝えしたい注意点があります。それは、実際に大学職員の求人を見ても「夏休みがどのくらい取れるのか」が詳細に書かれていることはまずありえない、ということです。つまり、休みの多い/少ないがわからない状態で応募を検討しなければなりません。

しかし、お休み事情を事前に把握したうえで応募するか否かを検討できる方法が1つだけあります。それが【転職エージェント】の活用です。

転職エージェントには、“キャリアアドバイザー”という転職支援のプロフェッショナルがいます。転職エージェントに会員登録することで、このキャリアアドバイザーがもれなく担当者として付き、転職活動に関するあれこれを全面的にバックアップしてくれるのです。

それこそ、できるかぎり面接で質問するのは避けたい給与・待遇面、残業、そして休日休暇についても、事前にあなたの代わりに大学側に確認してくれる。そうした“内部事情”を把握したうえで、あなたは応募を検討できるというわけ。そして、これらのサポートをすべて“無料”でやってくれるというのだから、使わない手はないです。

では、どの転職エージェントを使えばいいか。この答えは明確で、リクルートエージェントdodaを利用するとよいです。数ある転職エージェントのなかで、この2社が大学職員の求人件数を最も多く保有しているからです。

大学職員の求人件数については、大学職員の求人に強いおすすめの転職エージェントをランキングで紹介!の記事でランキングにしてまとめてみましたので、興味があればそちらもあわせてご覧ください。

大学職員はかなりの人気求人なので、募集を早めにクローズしてしまう大学も少なくありません。大学職員への転職を本気で検討している方は、以下のボタンより早めの登録をおすすめします。

最高に使える“口コミサイト”がある

ご参考までにですが、僕が転職活動をしていたときは、転職会議という口コミサイトを使いまくっていました。いわゆる企業の口コミサイトなんですが、大学の“内部事情”もたくさん掲載されているんです。

ある日の転職会議を調べてみたところ、269件もヒット!有名大学はもちろん、地方の中堅大学や小規模大学などの口コミも載っていますよ。


①【口コミを探す】をクリック
②【業界】を「教育」に設定し、【フリーワード】に「大学」と入力
③ 269件がヒット!

現役職員&元職員のぶっちゃけ話が載っていて、職場の風土や人間関係だけでなく、あまり表に出てこない採用試験に関することを詳細に書いてくれている人もいます。

たとえば『早稲田大学』の口コミは、587件も載ってます。「ワークライフバランス」に関する口コミも、76件もありますね↓

転職会議の公式サイトがこちら↓です。一度のぞいてみてはいかがでしょう。

コメント

  1. いのうえ より:

    九州の某小規模私大に合格しました。学生2000人ぐらい オープンワーククチコミより条件悪いのですがちょっとしたらあがると思いますか?

    • たや(大学職員×転職支援) より:

      合格おめでとうございます。

      条件(昇格・昇給など)は、各大学の規程によるので、
      なんとも言えないというのが正直なところです。

      うちの大学は、年功序列の体質は残っていたものの、
      実力主義の風土に変わりつつあったため、
      年齢や職歴にかかわらず、仕事ができる人は早期に昇給・昇格するチャンスはありましたね。

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