先日、以下のツイートをしました。
面接で一番大事なことは、「会話のキャッチボール」ができることじゃないですかね。限られた時間でお互いを知ることが面接の目的になるわけだから、質問にはすべて結論から応えないと✖️。これができないと、そもそものビジネススキルが問われ、ジ・エンドです。 #転職
— てーや(転職情報ライター) (@teeya_green) 2019年5月18日
言うは易し、行うは難し、の「会話のキャッチボール」。これを深掘りしていきます。
「会話のキャッチボール」ができない=仕事ができない人
わかりやすいように、まず例を挙げてみます。
(面接官)なぜあなたはうちの会社を志望されたのですか?
(求職者①)実は御社以外にも複数社を検討していました。A社の特徴は〇〇で、B社は△△、C社は◇◇。比較したときに、云々かんぬん、かくかくしかじかで……。つまり、××という点で自分に一番合っていると考え、御社を志望しました。
(求職者②)御社の志望動機は××です。実は御社以外にも複数社を検討していたのですが、云々かんぬん……。
どうでしょうか。求職者①と求職者②では、どちらがデキる印象を持ちますか?
言わずもがな②でしょう。②のほうがコミュニケーションのスピードが速く、会話がスムーズです。
①のほうは最終的に結論は言ってくれたものの、そこまで到達するスピードが遅い。面接官は「コミュニケーションスキルが低いな」と評価するはずです。
結論にたどり着くまでに長ければ長いほど、「この人は結局何が言いたいんだ?」と思われてしまい、印象が良くありません。
あなたも仕事が忙しいときに以下のような経験はありませんか?
(あなた)そういえばAとBはどっちに決まったんだ?
(後輩)あ、はい。Aは云々かんぬん、かくかくしかじかで、Bは云々かんぬん、かくかくしかじかです。で、結局Aになりました。
(あなた)(…こいつ、まわりくどいな怒)
面接も同じ。時間は限られています。面接官は限られた時間であなたを見極めようと必死なのです。そうした状況をしっかりとわきまえてコミュニケーションをとれるかどうかが合否のカギになります。
質問にはすべて“結論”から応えるべし
前述したように、面接官の質問には結論から応えるべきです。結論から伝えるうえでのポイントですか?これはもう訓練しかないと思います。
以前の勤務先に「結論としては…」が口癖の人がいました。同僚とかクライアントとか関係なく、相手の質問に対して冒頭に必ず「結論としては」とか「結論、〇〇」みたいな返しをするのです。
最初は「この人変わってるな」と思っていたのですが、話が明確でとてもわかりやすい。この人と打ち合わせをすると、すぐに終わります。営業職の人だったのですが、トップセールスを何度も達成していました。
…と、こういうやり方で訓練するのもいいでしょう。
面接用に“台本”をつくるのはやめたほうがいい件
面接で上手な“返し”をするために、面接用に台本をつくる人がいますが、これはやめたほうがいいです。たとえ台本をつくったとしても、面接官の質問に対して台本どおり(暗記)に応えるのはやめましょう。
なぜ台本をやめたほうがいいのか、については、こちらの記事で詳しく書いています。
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