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会社の口コミサイトをご存じでしょうか。
おすすめの飲食店を探すとき、何かモノを購入するとき、口コミサイトを利用する人も多いと思います。
同様に転職活動においても、近年では口コミサイトの活用がスタンダードになってきているのです。
代表的な口コミサイト
口コミサイトを利用することで、会社選びに失敗する確率がグンと下がります。早速その理由から見ていきましょう。
口コミサイトを必ず使ったほうがいい理由
口コミサイトを使うべき理由は、3つあります。
◆社員・元社員のリアルな声が聞ける
◆職場環境や社風がわかる
◆給料・残業・有休などの実態がわかる
ひとつずつ、詳しく見ていきましょう。
社員・元社員のリアルな声が聞ける
僕が転職活動をしていたときに一番不安だったのが、「その会社の実態・内情がわからないこと」でした。
その会社のホームページを見ても募集要項を見ても、“本当に知りたいこと”が記載されていない。入社してみないとわからないことがたくさんあり、慎重に活動したものです。
とりわけ職場環境や労働条件は、事前に把握しておきたいのですが、面接ではなかなか聞きにくいし、聞いたところで詳細に教えてくれるようなケースはめったにない。そんなときに役立つのが、会社の口コミサイトなのです。
口コミサイトには、在籍している社員に加え、以前働いていた社員のリアルな声が記載されています。ホームページや転職サイトに掲載されている企業情報は基本的にポジティブなことしか書かれていないため、実際に働いている(働いていた)社員のリアルな声はとても貴重な情報源になります。
職場環境や社風がわかる
転職における不安要素の第1位と言ってもいいのが、志望企業の人間関係です。
「どんな人たちが働いているのか?」「上司と部下の関係性は?」「経営者の考え方は?」「年齢構成は?」「飲み会の頻度は?」…etc.
これらが事前にわかれば、企業選びの重要な検討材料になるし、入社した後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐことにもつながる。口コミサイトではそうした職場環境や社風に関する実態がリアルに書かれているのです。
給料・残業・有休などの実態がわかる
これらの労働条件については、募集要項を見ても具体的に書かれていることが正直少ないです。
とはいえ「35歳で〇〇のスキルがあると年収はどのくらい?」「昇給・昇格の仕組みは?」「残業はどのくらい?」「有休はとりやすい?」など、求職者の立場で企業側に質問するのはかなり勇気がいることです。
しかしこれも口コミサイトを見れば、細かく書き込みをしてくれている人がいるのです。
ちなみに、サイトに掲載されているすべての口コミを閲覧するためには、会員登録が必要なサイトがほとんど(一部自由に閲覧できるサイトもありますが)。登録の際に自分の口コミを書き込まなければならないことも多いです。
少し面倒と思うかもしれませんが、入社後のミスマッチ防止にもつながる貴重な情報が得られることを考えれば、絶対に登録すべきです。
口コミサイトの効果的な使い方
結論としては、転職サイト+転職エージェント+口コミサイトの組み合わせがおすすめ。
基本的な使い方は、以下のとおりです。
▼[転職サイト]をチェックし、求人を探す。
▼気になる求人が見つかったら、その企業の社風や労働条件を[口コミサイト]でチェックする。
▼調べた情報をもとに[転職エージェント]に相談。応募を希望する場合はその旨を伝える。
転職サイト+転職エージェント+口コミサイトの組み合わせ方については、以下の記事で詳しく書いています。転職活動をスタートされる前に必ずご確認ください。
おすすめの口コミサイト
まず、主要な口コミサイトを比較してみましょう。「口コミ投稿数」の多い順に並べてみました。
結論からいうと、『Openwork』『en Lighthouse』『転職会議』のうち、
口コミ数がダントツに多い『Openwork』は必登録だとして、使いやすさやデザイン性で選ぶなら『en Lighthouse』、中小企業をメインに転職先を探しているなら中小の口コミが多い『転職会議』がおすすめです。
情報収集としてはこれで充分でしょう。とはいえ、その他のサイトにもそれぞれ特徴がありますので、後述する各サイトの特徴をご参照いただき、ぜひチェックしてみてください。
上の表を見てもわかるように、口コミの数が圧倒的。口コミサイト業界の老舗ということもあり(2007年に『Vorkers』として開設)、求職者からの支持・評価もトップクラスです。
もちろん、サイトの見やすさや使いやすさもバツグン。各企業における年齢別の年収や給与推移を閲覧できるのも、押しポイントです。
すべての口コミを見るためには、①自分の口コミを投稿する、②Openworkが提携している転職サービスに登録する、③有料会員になる(月1,100円)、以上3つのうちのいずれかが条件となります。
手がけているのは、『エン転職』を運営するエン・ジャパン。使い勝手の良さ、見やすいデザインに高い評価が集まっているのは、ユーザーファーストを掲げる同社ならでは。欲しい情報の量・質ともにOpenworkに見劣りしません。
なお、すべての口コミを見るためには、会員登録(無料)+自分の口コミ投稿が必要となります。
口コミ登録企業数は、業界随一。大手・有名企業だけでなく、中小企業の口コミも多いところが評価ポイントです。正社員のみならず、派遣社員やアルバイトの口コミも見られ、多角的な視点で会社の評判がわかります。
会員登録(無料)をすれば、企業ページの[評判]の項目上位10件が閲覧可能になります(登録後48時間という制約あり)。それ以降すべての口コミを閲覧するためには、自分の口コミを投稿するか、有料プラン(980円)を選ぶか、いずれかの選択が必要です。
2006年に開設した、業界の草分け的サイト。いち企業におけるそれぞれの口コミサイトでの評価を比較して閲覧できるページや、企業のホワイト度・ブラック度をチェックできるページなど、ユニークな項目が並びます。
口コミを見るためには、キャリア情報の入力(無制限に閲覧可)、もしくは自分の書き込み(閲覧期間の制限あり)が必要です。
2019年に開設した新しい口コミサイト。他サイトとは異なり、会員登録なしですべての情報を閲覧できるため、サイトを開いたらすぐに会社の評判を見ることができます。
サイト上でメンター(社員・元社員)を探し、転職に関する悩みをオンラインで相談できるサービスもあります。
[求人検索][企業クチコミ][給与検索]のいずれかの検索窓にキーワードを入れて検索する求人検索エンジン。口コミ専門ではないため、情報量は控え目です。
事業所が複数箇所にわたる企業の場合、事業所ごとの口コミ検索が可能。実際に勤務する職場の様子や労働環境がわかるのはうれしいポイントです。
気になる企業の社員・元社員に匿名で相談できる転職支援サービスです。
Q&A形式となっており、質問と回答は誰でも閲覧できます。
ちなみに各サイトでは、口コミの質を担保するためにさまざまな努力をしています。たとえば…
・口コミの目視検査
・書き込みのコピー&ペ―スト禁止
・不適切な口コミに対する通報機能の構築
・文字数の設定(短文の誹謗中傷を防ぐため)
…etc.
正直、サイトによって口コミの質に差はありますが、上記のようなガイドラインを設けることで、ユーザーが安心して利用できるサイトの運営に努めているようです。
まとめ
会社の口コミサイトは…
■入社後のミスマッチ防止につながるため必ず活用すべし
■転職サイトと転職エージェントと組み合わせて活用すべし
■『Openwork』『en Lighthouse』『転職会議』が特におすすめ
最後に、口コミサイトを活用するうえでの注意点をひとつだけお伝えします。
サイトを見るとわかりますが、いま在籍している社員の口コミよりも、すでに退職している社員によるものが圧倒的に多い印象です。
退職した=少なくとも何らかの不満があった人なので、ネガティブな情報がどうしても多くなります。
余計なストレスや不安を溜めることなく転職活動を進めるためにも、すべての情報をまともに受けとめるのではなく、参考程度に見るようにしましょう。
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