預金通帳を見て「やばい」と思った30代サラリーマン。転職すべきか否か?

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30代といえば、仕事もプライベートも最も脂の乗っている時期。人生のなかでも特に夢や希望に満ち溢れている年頃といっても過言ではないでしょう。

「これから結婚を考えている」
「これから子どもが生まれる」
「子どもが小学校に入学する」
「夢のマイホームを建てたい」 …etc.

それなのに、預金通帳を見て「やばい」は悲しすぎます。。。そこで、低賃金に悩む30代サラリーマンが転職を検討すべきか否かをさまざまなパターンに当てはめて考えていきましょう。

この記事を書いた人

大学職員の経験、丸7年。求人広告の制作実績、3,000件超。「大学職員」と「転職支援」の2つのキャリアをいかし、大学職員への転職を検討している方に現場の実態を伝えます。

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業界全体が低賃金の場合→「転職」

まず業界全体が低賃金の場合ですが、これはもう異業種に転職するしかないでしょう。そもそも論なので、どうしようもありません。

業界は変わっても職種が同じであれば、“経験者”として入社できるケースがほとんどです。当然、優遇されます。自分がどんなキャリアを歩み、どんなスキルを培ってきたのかを明確にして、転職活動をはじめましょう。

“稼げない職種”の場合→「社内異動」か「転職」

今あなたが携わっている職種が“稼げない職種”である場合、転職を決断する前に「社内異動」を検討してみてはいかがでしょうか

産休や退職により急遽人員が不足するケースはどの企業にもありえます。会社の経営方針により大規模な配置転換が行われることもあるでしょう。こうした機会がいつ訪れてもいいように、日頃から上長や人事担当者に「◯◯の仕事に興味がある」と発信しておくことをおすすめします。単に「異動したい…」と言うとわがままに聞こえるので、「◯◯の仕事がしてみたい」と前向きな意思を伝えることで、希望が叶うチャンスが大幅にアップするでしょう。

※僕もこのやり方で希望する部署への異動が叶った経験があります。転職するよりもリスクが低いのでおすすめです。

異動の要望を伝えたのち2〜3年様子を見て希望する部署に異動できそうにない場合には、転職に動き出していいと思います。ただし「職種を変える=未経験からの再出発」になるので、入社時点での給与に過剰な期待はできない、ということは押さえておきたいところです。

ちなみに僕は転職を通じて未経験の職種にチャレンジしたのですが、年収は前職を上回りました。詳しくはこちらの記事にまとめていますので、ぜひご参考にしてください。

会社が経営不振で給与アップに期待できない場合→「転職」

これはもはやどうしようもないですね。会社の業績が回復して昇給が叶うタイミングまで待てるのであれば話は別ですが。ただ、業績が回復したところで果たして給料に還元されるのか、その不安はありますよね。うーん、この場合は転職を検討したほうがいいかもしれません。

会社が年功序列の場合→「転職」

これもどうしようもできません。いくら努力しても、いくら成果を出しても、給与には還元されないわけですから。年功序列の会社で低賃金に悩んでいるのなら、転職を選んだほうがいいですね。

上が詰まっていて昇格・昇給が見込めない場合→「転職」(例外あり)

これも転職を選んだほうが良さそうですね。自分より上の地位にいる人たちが辞めるのを待つしかないですから。

実は自分も今、同じような状況なんです。管理職連中が全員40~50代。退職の気配もないので、しばらくは昇格のチャンスなし。しかも、人件費削減がここ数年の課題になっていて、新卒採用や中途採用を行う予定はないと言われている。ゆえに下が入ってこない。部下を持たないので、いつまで経っても下っ端。当分、給与が上がる見込みもありません。。。

ただ、企業によっては能力がある人に新規事業を任せたり、年齢や社歴に関係なくマネジメントのポジションを用意したりすることがあります。この場合、上が詰まっているからといって昇格・昇給できないわけではありません。努力次第で未来が開かれるチャンスがありそうならば、転職に急がず慎重にいきましょう

明確な評価制度がない場合→「転職」

これも転職を選ぶしかないですね。どれだけ努力して目立った活躍をしても、給与に反映されなければ意味がないです。

これまた僕の実体験ですが、前職の会社では明確な評価制度がありました。期初に目標を立てて期末に評価がある。目標を達成できていれば、給与」が上がる仕組みです。今の職場でも、転職した当初は似たような評価制度がありました。しかし経営母体が変わり、そういう制度はいつのまにか姿を消しました。そもそも目標設定という概念がなくなったので、評価の機会もありません。結果、どれだけ頑張っても給与が上がることはなくなりました。。。

まとめ

いかがでしたか。「給料が安い」と一口に言っても状況によって転職を決断する前にできることはあるので、慎重に考えることが大切です。ただどうにもならない状況も多いですから、そのときは早いうちにスパッと転職ですね。

転職を視野に入れている方は、こちらの記事もご覧ください。

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