先日、以下のポストをしました。
大学職員の求人・採用をお手伝いしたことがあります。東京の中堅私立大学です(知名度は高め)。求人検索サイトで1ヶ月間掲載したところ、応募数は実に500名超。採用枠は1名だったので、倍率は500倍ですよ、500倍。こんなの誰が受かるんだよ…と思いながら、その数年後に大学職員に転職しました。
— たや(大学職員×転職支援) (@teeya_monokaki) November 20, 2022
ご覧のとおり、大学職員の採用倍率は、かなり高いです。この記事を開かれた方は、なんとなくご存じかとは思いますが、念のため。
ネットで検索すると、大学職員の採用倍率に関する記事もいろいろ出てきます。なかには「大学職員の採用倍率、実は低い!?」なんて書いてるものもありますが……とんでもない。楽観視して軽い気持ちで応募すると、やられます。
ちなみにこの記事を書いている筆者は、
◆高倍率を勝ちぬき、大学職員(私立)に転職した経験あり。
◆複数の私立大学の採用活動をお手伝いさせていただいた経験あり。
です。
そんな経験をもとに、
①倍率は具体的にどのくらい?
②倍率が高い理由は?
③受かるための秘訣は?
この3つについて、お話を進めていきたいと思います。
(注:私立大学の中途採用を対象に書いています)
大学職員の採用倍率はどのくらい?
私立大学と一言にいっても、いろいろあります。倍率の高さをカンタンに示すと、以下のようなかんじになります。
◆大都市圏の有名私大 最難関
大手求人サイトで募集を行うと、500名~1000名規模で応募が来る。応募が来すぎるので、転職エージェントの非公開求人として取り扱われることも少なくない。
◆大都市圏の中堅私大 難関
大手求人サイトで募集を行うと、200名~500名規模で応募が来る。
◆地方の私大 わりと難関
地方の媒体や大学ホームページで募集することが多い。とはいえ、100名規模の応募はフツー。
ちなみに、僕が転職した大学は、地方の私立大学です。
1000名規模の小さな無名大学ですが、130名の応募があったと教えてもらいました。
倍率にして130倍。これだけの狭き門でしたが、人材採用の業界で働いていたので、選考を突破するためのノウハウを持っていました。それらを有効に使い、なんとか勝ちきったわけです。
大学職員の採用倍率が高い理由とは?
大学職員の求人が人気な理由は、4つあると思っています。
- 安定している
- 仕事がラクそう
- 給料・待遇が良い
- 休みが多い
もちろん、僕が大学職員という職業を選んだ理由も、この4つが含まれています。詳しくは、大学職員はホワイト?人気の理由と魅力・メリットを詳しく解説!をご覧いただけると、大学職員がどれだけホワイトかがわかるはずです。
大学職員に受かるための秘訣とは?
ここまで、大学職員の採用倍率が高いことと、倍率が高い理由がわかったかと思います。
では、そんな採用倍率の高い大学職員の選考を勝ちぬくためには、何をどうすればいいのか。ここについて解説していきたいと思います。
具体的には、4点です。
①適切な転職支援サービスを使う
②大学職員の採用条件を把握する
③面接に呼びたくなる職務経歴書をつくる
④内定を出したくなる面接を心がける
詳しく見ていきましょう。
①適切な転職サイトを使う
まずそもそもですが、大学職員になりたいのであれば、大学職員の求人をどうやって見つけるかがカギとなります。つまり、大学職員の求人に出会える可能性の高い転職サイトを使わなければ話になりません。
事実、大学職員の求人に強い転職サイトもあれば、大学職員の求人を1件も扱っていない転職サイトもあります。そのあたりがわかりやすいように、求人件数を調べてランキングにしたものがこれ↓です。
まずは適切な転職サイトに登録をして、できるだけたくさんの求人と出会える場をつくることが先決です。ぜひこちらのランキングを参考にしてください。
②大学職員の採用条件を把握する
次にやるべきことは、大学職員の採用条件を知ることです。
大学職員の求人は、中途採用であっても、その大半が未経験者を歓迎する募集です。とはいえ、経験は不問でも、求める人物像というものがあります。
この記事を読んでいる方のなかには、「すでに大学職員の選考をいくつか受けているが、なかなか通過しない」という方もいるかもしれません。
そういう方の大半は、求める人物像をきちんと把握されていない or 求める人物像にマッチしていない可能性が考えられます。
求める人物像については、こちら↓の記事で詳細を書きました。大学側のニーズをくみとれる人が採用選考を制します。ぜひ読み込んでください!
③面接に呼びたくなる職務経歴書をつくる
適切な転職支援サービスに登録し、大学側の採用ニーズを把握したら、とりあえずは準備万端です。
あとは、あなた自身を魅力的にアピールするのみです。
第一関門となるのが、書類選考です。職務経歴書・履歴書ですね。
面接に呼ばれる選考書類をつくるためのヒントは、以下2つの記事をご参照ください。「書き方」ひとつで結果が変わるはずです。
④内定を出したくなる面接を心がける
最後は、面接です。
ポイントはたったひとつ。「この人といっしょに働きたいなぁ」といかに思わせるかです。
面接前にどんな対策をすればいいのかについても、こちらの記事でまとめていますので、どうぞ。
ご参考までに、以下の記事も。ここまで来て不採用は悲しいので、適切な事前準備をしっかり行いましょう。
まとめ
転職サイトを開けば、数えきれないほどの求人が存在します。そのなかでも「大学職員」の募集は、最も応募数の多い求人といっても過言ではありません。すなわち、大学職員=超人気な職業なのです。
応募してまぐれで受かるなんてことはなく、しっかりと戦略を立てて選考に臨むことが求められます。本気で大学職員への転職を検討されている方は、ぜひ当サイトの各種記事を読み込んでいただき、万全の状態で選考に進まれることをおすすめします!
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